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第1章 プロローグ

「どれどれ、わしに詳しく見せてごらんなさい。」
権蔵は結奈に近づき、再度彼女の身体をくまなく目を通すのであった。
彼は、結奈の腹に手を当てて優しく撫でながら、その幼い体に宿った生命をいつくしむ仕草を施すのであった。
「結奈くん、ママになる気分はどうかな？そのお腹のなかの赤ちゃんが、愛おしいくてならないだろう・・・」
「結奈には、判らないです・・・、まだ、判らないです・・・。」
結奈にとって、膨らみ始めた腹部は、その内部に宿る命の鼓動と共に、確かな愛おしさを感じさせる一方で、心の奥底に大きな戸惑いの影を落としていた。初めての妊娠という現実に向き合いながらも、彼女の身体は権蔵による"調整"によって新たな価値を与えられていた。

妊娠による胸の膨らみと乳輪の変化に加え、乳首にはシルバーのリングピアスが輝き、大きく肥大化した形状が、彼女を"商品"としての美と機能性の象徴に変えていた。そのリングが冷たい金属の感触を伝え、彼女の中に複雑な誇りと恍惚を芽生えさせている。結奈はその事実を受け入れるしかなかった、自らを商品としての役割を全うする道しか残されてなかったのである。

権蔵の大きな手が結奈の乳首に触れる。冷たい金属のリングピアスに指をかけ、彼は思いっきり引っ張った。ピアスを伝って乳首に走る刺激は、まるで身体全体を駆け巡る電流のように彼女を貫いた。痛みと快感が絶妙に混ざり合い、結奈は息を詰めた。
「あんっ・・・。いっ、いたい・・・」
その瞬間、権蔵の口元にはかすかな笑みが浮かぶ。
満足げに頷く彼の姿は、付加価値が充分に機能していることを示している商品としての証を誇示するようであった。
「いいぞ、結奈・・・、いい反応だ・・・。」
権蔵の低く重い声が静寂を切り裂く。その言葉は結奈の心に直接響き、彼女の奴隷としての誇りを高揚させた。彼女は自分の身体が持つ価値と役割を再認識し、その瞬間における自分の存在を肯定する感覚に包まれていた。
「ありがとうございます、校長先生・・・・。もっと、結奈の身体を検品してください」
そこには彼女の権蔵に対する忠誠心が心と体を支配しているのを感じられるのであった。