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❤性狂育委員会❤
第1章 プロローグ
権蔵は顔を近づけ、おもむろにやよいの唇に自身の唇を重ねた・・・。それは驚くほど優しいキスだった。
権蔵の厚みのある唇は、まるで彼女の恐怖を拭い去るかのように、温かく丁寧にやよいの唇を包み込む。その柔らかな感触は、彼の思いがけない優しさを帯びていた。
意表を突かれたやよいは、一瞬力が抜けてしまう。だが、両乳首をクリップで挟まれた鋭い痛みが、瞬時にその隙間を縫うように体中へと走り抜ける。
権蔵の唇から伝わる温もりと、身体を苛む激しい痛み。その相反する感覚が同時に押し寄せる、激痛に苛まれながらも、甘美な唇の抱擁に包まれる――それは、やよいが秘かに求めていた欲望そのものだった。
痛みと快楽の狭間で愛撫される肉体に、やよいの興奮はさらに高まり、心と体は彼の手の中で翻弄されていくのだった・・・。
しかし、それもつかの間のことだった・・・。
権蔵はすっと顔を上げ、唇を離す。やよいは思わずその唇を追いかけるが、彼の唇は遠ざかり、やよいの唇は虚しく空を切ってしまう・・・。
彼女の首は拘束に阻まれて、それ以上動かすことができなかった。
物欲しげな感情と乳首の痛みが交錯し、こわばった表情が顔の筋肉を引き攣らせる。その衝突する顔面の神経は彼女の美貌をさらに複雑で歪んだものへと変えていった・・・。
権蔵は手に持っていた、乗馬鞭を応接椅子の上にそっと置き、静かに葉巻を一口吸い込むと、煙を口の中に留めたまま、再びやよいの唇へと顔を近づけた。
やよいもまた、彼の唇を求めるかのように半開きになった妖艶な口元を差し出す。
「ふぅ~。」
濃厚な紫煙が権蔵の唇からやよいの唇へと静かに吐き出される。
その煙を、まるで甘美な蜜であるかのように深く吸い込むやよい。
葉巻の煙を媒介として、互いの吐息が絡み合い、与えられ、そして奪われていく・・・。
この濃密な紫煙のやり取りを数回繰り返す二人。
互いの情熱と欲望が徐々に高まって行き、この瞬間は二人の間には言葉を超えた濃密な感覚が流れていた・・・。
互いの唇を重ね合い、繰り返しやり取りを行っていた煙のキャッチボールを権蔵はまたも、突如中断した・・・。
権蔵の厚みのある唇は、まるで彼女の恐怖を拭い去るかのように、温かく丁寧にやよいの唇を包み込む。その柔らかな感触は、彼の思いがけない優しさを帯びていた。
意表を突かれたやよいは、一瞬力が抜けてしまう。だが、両乳首をクリップで挟まれた鋭い痛みが、瞬時にその隙間を縫うように体中へと走り抜ける。
権蔵の唇から伝わる温もりと、身体を苛む激しい痛み。その相反する感覚が同時に押し寄せる、激痛に苛まれながらも、甘美な唇の抱擁に包まれる――それは、やよいが秘かに求めていた欲望そのものだった。
痛みと快楽の狭間で愛撫される肉体に、やよいの興奮はさらに高まり、心と体は彼の手の中で翻弄されていくのだった・・・。
しかし、それもつかの間のことだった・・・。
権蔵はすっと顔を上げ、唇を離す。やよいは思わずその唇を追いかけるが、彼の唇は遠ざかり、やよいの唇は虚しく空を切ってしまう・・・。
彼女の首は拘束に阻まれて、それ以上動かすことができなかった。
物欲しげな感情と乳首の痛みが交錯し、こわばった表情が顔の筋肉を引き攣らせる。その衝突する顔面の神経は彼女の美貌をさらに複雑で歪んだものへと変えていった・・・。
権蔵は手に持っていた、乗馬鞭を応接椅子の上にそっと置き、静かに葉巻を一口吸い込むと、煙を口の中に留めたまま、再びやよいの唇へと顔を近づけた。
やよいもまた、彼の唇を求めるかのように半開きになった妖艶な口元を差し出す。
「ふぅ~。」
濃厚な紫煙が権蔵の唇からやよいの唇へと静かに吐き出される。
その煙を、まるで甘美な蜜であるかのように深く吸い込むやよい。
葉巻の煙を媒介として、互いの吐息が絡み合い、与えられ、そして奪われていく・・・。
この濃密な紫煙のやり取りを数回繰り返す二人。
互いの情熱と欲望が徐々に高まって行き、この瞬間は二人の間には言葉を超えた濃密な感覚が流れていた・・・。
互いの唇を重ね合い、繰り返しやり取りを行っていた煙のキャッチボールを権蔵はまたも、突如中断した・・・。