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第1章 プロローグ

権蔵は鞭の強弱を巧みに調整し、リズムを徐々に速めていく。
「うっ、う～～～～ん」
「あっ、あ～あ、はぁ～～～～～ん」
やよいの唇から漏れる声は、最初はかすかな唸り声に過ぎなかったが、彼の的確な力加減とリズムに呼応するように次第に高まり、ついには雄叫びのような激しい悲鳴へと変わっていった。
「お゛お゛ぉ～～～～～～～～、あ゛あぁ～～～～～～～～～～！」
その声は権蔵にさらなる興奮を与え、彼の加虐的な衝動を一層煽り立てる。やよいの反応は、痛みと快楽が入り混じる独特な音楽のように響き、部屋の空気を緊張と熱気で満たしていった。

ゴムに引っ張られる鋭い痛み、クリップに挟まれた箇所のじわじわと染み込むような圧迫感、そして鞭による鋭い衝撃が三位一体となり、やよいの神経を容赦なく叩きのめしていく。痛みが複雑に入り混じるたび、やよいの身体は抵抗するかのように小刻みに震え、汗ばむ肌が苦悶の光を纏って輝いた。

権蔵はゴムを弾くたび、その振動がどのように彼女の大陰唇に伝わるのか、冷静に観察していた。ゴムの伸縮は意図的に不規則に操作され、予測不能な刺激がやよいの敏感な神経を次々に襲った。その振動はまるで波紋のように広がり、内部の奥深くまで揺さぶる。彼がさらにゴムを引き伸ばすと、大陰唇は痛みに耐えかねて薄く引き延ばされ、やがてクリップの挟む圧力がさらに深い痛覚として意識を支配した。

その一方で鞭の一撃が容赦なく加わるたび、大陰唇に刻まれる赤い筋が新たな刺激を生む。鞭のしなやかな先端が皮膚を叩く音とともに、彼女の中で痛みと恐怖が交錯する。ゴムに引っ張られる緊張感、クリップの圧迫、そして鞭による鋭い刺激──これらの要素が複雑に絡み合い、やよいの脳は過剰な情報に混乱をきたしていた。

「だ、だめぇ～～、ゆ、ゆるし・・・てぇ～～～」

やよいの意識は痛みと快楽の狭間を彷徨い、彼女の呼吸は荒く、不規則に引きつる。もがきながらも逃れる術を持たず、やよいの身体は緊張と苦悶に満ちた美しい線を浮かび上がらせていた。部屋の中に響く喘ぎと悲鳴は、まるで苦しみの楽章のように彼女の絶望を描き出していた・・・。