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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第15章 温泉旅館で姫初め〜チェックアウトそして日常へ
 買い物を済ませた麗奈がシトロエンの助手席におさまり、私たちは再び帰路につく。

「でもね。すごく良かったです」
「なにが……」

 言いかけてから、それが先ほどの話の続きであると気づく。

「雪ごもりのセックス、最高だったわ」
「雪ごもり?」
「ええ。だってそうでしょう。雪と温泉とエッチ三昧で」
「雪ごもりか。なるほど」

 なるほど。
 うまい表現だ。

「最高の思い出になった。ありがとう。霧山先生」
「ん? ああ、うむ」

 麗奈の言い方が引っかかったが、まあ、三人で二泊三日もしっぽりと過ごす機会など滅多にあるまいと気に留めなかった。

「それで、いつからにするのだ?」
「……来月からにしようと思っています」

 私が聞いたのは、例の風俗嬢の件だった。主語を省いたにもかかわらず、麗奈はちゃんと意味を汲み取った。

 来月からか。

(やはり……この女には風俗嬢など……)

 刹那、込み上げてきたノーの言葉を飲み込む。チラッと見た麗奈の横顔は、艶のある長い髪に隠れ、その表情は窺えない。シートにもたれ、なにかを考えているように見えた。
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