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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第34章 三女会談
「初めまして。よろしくね。今日は来てくれてありがとう」

 若女将が微笑んだ。

 美月にも無論、琴葉の件は私から伝えてあった。麗奈に伝えたのと同じタイミングだったのだが、私よりも先に麗奈から聞いていたという。

「わたしは霧山先生にとってなんですか?」

 質問してきた美月へ、

「おまえは私の女だ。変わらずおまえを愛す」

 麗奈へ言ったのと同じ誓いをした。

「きっとですよ。破ったら許しませんから」
「ああ、きっとだ。誓う」

 麗奈と同様に念を押されて、内心で苦笑した。まったくタイプの違う女なのに、よく似ていると。

 今日はここ翠苑にて、美月、麗奈、琴葉の三人の女による会談が持たれる。提案したのは麗奈らしい。女たちだけで話し合いをするからと、私はその場に同席するのを拒否された。

「琴葉を糾弾したりしませんから、心配しないでくださいね」

 まるで私の胸のうちを読んだかのように、麗奈がにっこり笑った。

 女たちは離れへ、私は別の座敷へと案内される。三女会談は昼までには終わると言われたから、昼食の懐石は全員で、という予定だった。
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