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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第34章 三女会談
人馬宮紫月こと麗奈を、泡姫デビューの当日に私のわがままで勝手に引退させたあの日、トロピカルを擁するデスティニーグループの統括エリアマネージャーである鷹月マリアへ、詫びの電話を入れた。
「馬鹿じゃないの。霧山先生。しっかりしなさいよ」
開口一番に罵倒された。自業自得ゆえに反論の余地が無い。
「迷惑をかけて済ままい。謝る」
「あの綺麗な子、あなたの大事な女なんでしょう。まったくなにしてんだか」
再び、馬鹿ものと叱られた。
「会社やわたしにとって、というか、この世界で生きていくのに必要なのはお金よ。マネー。経済は金で回っている。でもね。人にとって、男と女が出会って最も大切なものは金では買えないのよ。なんだかわかる?」
「それは……」
即答したら、
「わかってんなら、しっかりしなさい! マジで馬鹿じゃないの」
余計に罵られた。最近の私は女から叱られてばかりだ。
泡姫紫月の即引退による損害へ、全額補償するとの私からの申し出は、
「いらない」
一言で済まされた。さらに、
「イレギュラーな予約を依頼された時点で、こういう事態になるだろうと予想していた」
「馬鹿じゃないの。霧山先生。しっかりしなさいよ」
開口一番に罵倒された。自業自得ゆえに反論の余地が無い。
「迷惑をかけて済ままい。謝る」
「あの綺麗な子、あなたの大事な女なんでしょう。まったくなにしてんだか」
再び、馬鹿ものと叱られた。
「会社やわたしにとって、というか、この世界で生きていくのに必要なのはお金よ。マネー。経済は金で回っている。でもね。人にとって、男と女が出会って最も大切なものは金では買えないのよ。なんだかわかる?」
「それは……」
即答したら、
「わかってんなら、しっかりしなさい! マジで馬鹿じゃないの」
余計に罵られた。最近の私は女から叱られてばかりだ。
泡姫紫月の即引退による損害へ、全額補償するとの私からの申し出は、
「いらない」
一言で済まされた。さらに、
「イレギュラーな予約を依頼された時点で、こういう事態になるだろうと予想していた」