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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第5章 温泉旅館で姫初め〜姫初め
「そうか。それなら良かった」
「あーあ。そっか。美月にねえ。うーん」
せっかく姫初めから話題を逸らせたのに、麗奈はまだお冠らしい。
まったく、かわいい女め。
麗奈と連れて旅館に戻ると、
「久しぶりー」
「美月ぃ! 元気だったぁ?」
「うん。麗ちゃんも、前に会ったときよりも綺麗になったんじゃない?」
「そうかな。美月もなんだか大人っぽくなったよ」
「えー?!」
若い娘ふたりがキャッキャと話し出した。一気に華やかな雰囲気になる。
うむ。
悪くない。
成熟した女も良いが、これはこれで。
彼女ら、親友同士の和気あいあいなやり取りが落ち着いたところで、
「麗奈。食事の前に風呂に行こうか。掛け流しの大浴場があるんだよ」
さりげなく誘う。美しい娘がパッと顔を輝かせた。
「行きます!」
屈託のない元気な返事は麗奈らしい。一方の美月は私から目を逸らした。そんな彼女へ、
「美月も来るかい。せっかくだから」
何が"せっかく"なのか自分でも不明だったが、赤いルージュが妖しくも愛しい娘も誘う。しかし美月は、
「あーあ。そっか。美月にねえ。うーん」
せっかく姫初めから話題を逸らせたのに、麗奈はまだお冠らしい。
まったく、かわいい女め。
麗奈と連れて旅館に戻ると、
「久しぶりー」
「美月ぃ! 元気だったぁ?」
「うん。麗ちゃんも、前に会ったときよりも綺麗になったんじゃない?」
「そうかな。美月もなんだか大人っぽくなったよ」
「えー?!」
若い娘ふたりがキャッキャと話し出した。一気に華やかな雰囲気になる。
うむ。
悪くない。
成熟した女も良いが、これはこれで。
彼女ら、親友同士の和気あいあいなやり取りが落ち着いたところで、
「麗奈。食事の前に風呂に行こうか。掛け流しの大浴場があるんだよ」
さりげなく誘う。美しい娘がパッと顔を輝かせた。
「行きます!」
屈託のない元気な返事は麗奈らしい。一方の美月は私から目を逸らした。そんな彼女へ、
「美月も来るかい。せっかくだから」
何が"せっかく"なのか自分でも不明だったが、赤いルージュが妖しくも愛しい娘も誘う。しかし美月は、