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第10章 帰宅

　別荘の持ち主である坂下社長の運転手が都内のマンションまで送ってくれた。一人だったので車内では少しうとうとしながら昨夜の記憶を再生していた。

彼らの玩具になる…

どうして…

混乱していたが体は既にそれを受け入れている気もした。

　部屋に戻り冷静に仕事のことを考えようとするが、昨夜の出来事が頭から離れない。小百合はベッドに入りオナニーした。

アァ、また玩具にされたい…

自分はどうしてしまったのだろう。

小百合は激しくクリ◯リスを指でこすった。
大きな声を上げて何度もイッた。

翌日は平静を装って会社へ行った。なんとか仕事に集中する努力をして一日を終えた。

明日は仕事納めだ。今年はゆっくり正月休みをとろうと計画していたので予定は一切入れていない。

翌日、今年最後の仕事なので夜遅くまで社員と仕事の片付けをした。

「今年一年、お疲れ様でした。どうか良いお年を。」

夜８時。スマホにメッセージが。
社長たちとのグループだ。

坂下：皆様、今日は仕事納めでしょうか。今年一年お疲れ様でした

和田：うちは明日も仕事ですよ。なかなか休ませてはもらえませんな

石本：うちは先週で終わってます。真冬のゴルフを楽しんでます

渡辺：今日が仕事納めです。新年は五日から仕事です。

小百合：皆様、今年も大変お世話になりました。今日、無事に仕事納めでした。私も新年は五日から会社です。

坂下：そうですか、それはお疲れ様でした。二日に別荘で新年会をしませんか。

渡辺：それはいいですね。あそこなら、日の出もさぞ綺麗でしょう。

石本：それはゴルフよりも魅力的な誘いだ

和田：日の出に初詣、泊まりですね？

坂下：小百合さんは、もちろん来れますね？

これは断れない…この聞き方は、お前は断れないのだと言われているような気がした

小百合：はい、よろしくお願いします

小百合はドキドキしていた。
昨夜も激しくオナニーしてしまったのだ。もう、体は我慢できないでいる。
でも、理性が…

「あなたは悪くないのですよ。断れないのです。」

頭の中で、社長たちの声がこだまする。