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未亡人玩具
第9章 余韻
 何度も絶頂を味わい、小百合は布団でぐったりしていた。

目隠しも後ろ手縛りもまだ解かれてはいない。

「小百合さんは何も悪くないんですよ。でも、断れないんです。なぜならご主人にとっても自分にとっても世話になった人たちだから。仕方のないことなのです。」

「今日から私たちの玩具にされるんです。時々ね、ここでみんなの玩具として弄ばれるんですよ。断ることができないんです。」

「誰にも言ってはいけまけん。いいですね?」

まるで催眠術にかけられているような感覚だった。

それから両脇を支えられながら二階の部屋に連れて行かれ、体を解放された。

「まだ目は閉じていてください。私たちが出ていってから開けてくださいね。」

「明日は普通に起きて来てください。朝食を食べてから送りますよ。」

ドアが閉まった。小百合は目を開けて体を点検した。静かにお風呂に入り体を洗った。

どうしてこうなったのだろう…

酔ったときに何かを話してしまったのだろうか…

これから玩具にされるってことは、また…

考えが止まらなかった。

それでも体はかなり疲労していたので、いつのまにか眠りに落ちてしまった。

朝、目を覚ましたときにも体は疼いていた。体は、もっと抱かれたいのだと気づいた。でも、そんなこと…

身支度を終え、できるだけ自然に階下へ行った。

「おはようございます」

「やあ、おはようございます。よく眠れましたか?」

「はい。」

「朝食を食べたら、うちの運転手が送りますからね。ゆっくり準備してくださいね。」

「はい、ありがとうございます。」

夢だったのか?と思うほどみんな自然だった。

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