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未亡人玩具
第16章 変化
 夜中まで何度も何度もイカされて三年分の欲求を満たしてもらっているようだった。果てて眠りにつくまでどれだけ感じたかわからない。夢見心地で眠りに落ちた。
 翌日は昼近くまで眠っていた。運転手に自宅まで送ってもらった。翌日からは一生懸命に働いた。欲求を満たしてもらったお陰で仕事に集中できた。
「社長、なんだか変わりましたね」
「すごく元気になった感じです」
最近とてもよく眠れるようになったからだと言ってごまかした。
 社長たちが幾度となく耳元で囁いてくれた言葉のお陰で罪悪感が薄れて素直に感じていた。次はいつ呼び出してもらえるのかと心待ちにしてしまっている。
 そのまま2週間が過ぎた。ようやくスマホのメッセージ通知が鳴った。

 次回はまた私の別荘で、観桜会をしませんか。3月の最終土曜日、ちょうど桜の見頃です。

 そういえば庭に立派な桜の木があったと思いだした。みんなその日程で問題ないとのことなので、小百合もよろしくお願いしますと伝えた。

 小百合さんには贈り物があります。チョコレートのお礼です。皆で選びました。近々、自宅に届くと思います。

 贈り物?なんだろう…

 翌週、自宅にとても高価そうな着物が届いた。黒地に桜が散りばめられた着物で見るからに高そうだ。帯も間違いなく高額だろう。小百合がお茶を習っていて、自分で着付けできることを知っているはずだ。

 お気に召しましたか?こちらを着ていらしてくださいね。

 着るのはできるが、下着はどうしよう…

 当日、小百合はずいぶん迷ったがショーツは履かずに着物を来た。坂下社長の運転手が迎えに来てくれて別荘まで向かった。

「やあ、来ましたね」

「想像以上の美しさですよ」

皆が褒めてくれる。

そして、庭の桜の木の下に連れて行かれた。

そこで縄をかけられた。

「今日は目隠し無しで、小百合さんも桜を楽しんでください」

着物を来たまま縄で縛り上げられ、後ろ手の縄は桜の木の枝に結ばれた。片方の膝も枝に縄をかけて持ち上げられる。

「ああ、なんて美しいんだ」

「こんな花見は経験ない」

「小百合さん、ありがとう」

男たちは、赤い繊毛に座りお酒と重箱を並べて小百合の体を見つめている。

目隠しされていない小百合は、桜とともに長いこと鑑賞されていた。何もされずに耐える小百合の顔は、例えようがない色気を放っていた。
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