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心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月

顔の見えない男と行動している姿が、
今頃は裸で抱き合っているのか?
それとも手を繋ぎ、繁華街を、
公園を、歩いているのか?
頭の中を、いろいろな妄想が沸き起こってくる
目の前の電話を見て リダイヤルボタンを押してみた
3度のコールの後
「 ハイ 〇〇タクシーです 」
和彦は受話器を置き、早紀はタクシーを呼んで
駅へ向かったと確信して玄関を出て、駅へ車を走らせた、
駅前の駐車場に車を止め
目に付いた飲食店を覗いて行く、和食、中華、フレンチ、
こんなにも、駅前に飲食店が有ったのかと和彦は途方に呉れ
お昼時の混雑した飲食店を横目に、駅前のベンチに腰掛け
道行く人を眺め、早紀の姿を探していた
何処かで、どこかで、ドコカデ、ほんの少し、
早紀を信じたかった
目の前を早紀が歩く姿を、レストランで
美穂さんと会食する姿を、見たかった
駅前のベンチに腰掛け、時計は
何時の間にか2時を指し 2時間も座って居たのか、
我に返り和彦は ノロノロと立ち上がり
車を止めた駐車場に戻り、午後に約束を取っている
相手先へと向かう
今頃は裸で抱き合っているのか?
それとも手を繋ぎ、繁華街を、
公園を、歩いているのか?
頭の中を、いろいろな妄想が沸き起こってくる
目の前の電話を見て リダイヤルボタンを押してみた
3度のコールの後
「 ハイ 〇〇タクシーです 」
和彦は受話器を置き、早紀はタクシーを呼んで
駅へ向かったと確信して玄関を出て、駅へ車を走らせた、
駅前の駐車場に車を止め
目に付いた飲食店を覗いて行く、和食、中華、フレンチ、
こんなにも、駅前に飲食店が有ったのかと和彦は途方に呉れ
お昼時の混雑した飲食店を横目に、駅前のベンチに腰掛け
道行く人を眺め、早紀の姿を探していた
何処かで、どこかで、ドコカデ、ほんの少し、
早紀を信じたかった
目の前を早紀が歩く姿を、レストランで
美穂さんと会食する姿を、見たかった
駅前のベンチに腰掛け、時計は
何時の間にか2時を指し 2時間も座って居たのか、
我に返り和彦は ノロノロと立ち上がり
車を止めた駐車場に戻り、午後に約束を取っている
相手先へと向かう

