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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼

浴室を覗くと、水音が聞こえ靖之は 携帯を持ち上げ
藤堂へ電話を入れる
「 藤堂です 」
コール音の前に 野太い声が靖之の耳に届いた
「 近藤です 寝室と居間の電話機の下にセットしました 」
靖之は一瞬ひるんだ後、二口コンセントをセットした事を告げると
「 済みませんご無理をお願いして 有難うございます 」
藤堂の声が柔らかくなり 丁寧な礼を言い電話が切られた
携帯をベッドの枕元に置き 座り直して缶ビールを傾け
浴室の扉が開く音の後、タオルを巻いた由美が寝室へ入って来て
笑顔で靖之を見て
「 明日 大丈夫? お疲れじゃないの? 」
靖之の隣にタオル姿のまま横に成り見上げて来た
「 詩音に寂しい思いさせているからな 」
「 日曜ゆっくりして 夕方向こうに行けば良いから 」
嬉しそうに見上げて来る由美に視線を合わせ
靖之は体をずらし、由美の顔に顔を重ねて行く
淫靡な光を浮かべ見上げていた由美の瞳が閉じられ
靖之の首に両の手が回されて来た
藤堂へ電話を入れる
「 藤堂です 」
コール音の前に 野太い声が靖之の耳に届いた
「 近藤です 寝室と居間の電話機の下にセットしました 」
靖之は一瞬ひるんだ後、二口コンセントをセットした事を告げると
「 済みませんご無理をお願いして 有難うございます 」
藤堂の声が柔らかくなり 丁寧な礼を言い電話が切られた
携帯をベッドの枕元に置き 座り直して缶ビールを傾け
浴室の扉が開く音の後、タオルを巻いた由美が寝室へ入って来て
笑顔で靖之を見て
「 明日 大丈夫? お疲れじゃないの? 」
靖之の隣にタオル姿のまま横に成り見上げて来た
「 詩音に寂しい思いさせているからな 」
「 日曜ゆっくりして 夕方向こうに行けば良いから 」
嬉しそうに見上げて来る由美に視線を合わせ
靖之は体をずらし、由美の顔に顔を重ねて行く
淫靡な光を浮かべ見上げていた由美の瞳が閉じられ
靖之の首に両の手が回されて来た

