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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼

金曜夜、静かな住宅街何時もの様に 近藤の自宅前に
白い中古車が止まり、直ぐ走り去って行った
車の中でバックを後部座席に置いて 藤堂は前を見つめ
マンションの駐車場に入ると 藤堂は助手席から降りて
止まっている車を 1台1台確かめ 森川の車を見つけ
近寄って行った、車の傍で藤堂は立ち止まり 回りを見回して
駐車場入り口で待つ桃花の許へ足早に戻り 運転席で待つ
桃花に声を掛ける
「 トランク開けてくれる 」
怪訝な顔で桃花は トランクを開け藤堂はトランクから
30センチほどの金属の物差しを 取り出して森川の
車に向かった 森川の車の助手席の窓に 薄い金属を
差し込み 20秒ほど動かすとロックが外れる音がして
藤堂は助手席の椅子の下に 発信器を置き ロックした
ドアを閉めると 足早に桃花の許へと歩いて行った
土曜
今日は康之が自宅に帰っている、ソファーに座った
藤堂は桃花の入れて呉れた珈琲のカップを傾け
テーブルの上から聞こえて来る音を漫然と聞いていた
桃花が自分で居れたココアのカップに息を吹きかけ
向かい側に座り、時折息を吹きかけココアを飲む
チャンネル1を録音している、ボイスレコーダーから
電話の甲高い呼び出し音が、藤堂はボイスレコーダーを
取り上げ通常モードに変える
・・・もしもし・・・・
・・・うん 今日休み申請した ・・・・
・・・ うん 大丈夫 ・・・・・
・・・えっ!!! 寒いから、ヤダーー ・・・
・・・ えーー!! えー! わかった ・・・
・・・もう!! わかった 水曜ね!! ・・・・
・・・うん おやすみなさい ・・・・
「 5日か!! 」
藤堂は壁のカレンダーを見て呟いた
白い中古車が止まり、直ぐ走り去って行った
車の中でバックを後部座席に置いて 藤堂は前を見つめ
マンションの駐車場に入ると 藤堂は助手席から降りて
止まっている車を 1台1台確かめ 森川の車を見つけ
近寄って行った、車の傍で藤堂は立ち止まり 回りを見回して
駐車場入り口で待つ桃花の許へ足早に戻り 運転席で待つ
桃花に声を掛ける
「 トランク開けてくれる 」
怪訝な顔で桃花は トランクを開け藤堂はトランクから
30センチほどの金属の物差しを 取り出して森川の
車に向かった 森川の車の助手席の窓に 薄い金属を
差し込み 20秒ほど動かすとロックが外れる音がして
藤堂は助手席の椅子の下に 発信器を置き ロックした
ドアを閉めると 足早に桃花の許へと歩いて行った
土曜
今日は康之が自宅に帰っている、ソファーに座った
藤堂は桃花の入れて呉れた珈琲のカップを傾け
テーブルの上から聞こえて来る音を漫然と聞いていた
桃花が自分で居れたココアのカップに息を吹きかけ
向かい側に座り、時折息を吹きかけココアを飲む
チャンネル1を録音している、ボイスレコーダーから
電話の甲高い呼び出し音が、藤堂はボイスレコーダーを
取り上げ通常モードに変える
・・・もしもし・・・・
・・・うん 今日休み申請した ・・・・
・・・ うん 大丈夫 ・・・・・
・・・えっ!!! 寒いから、ヤダーー ・・・
・・・ えーー!! えー! わかった ・・・
・・・もう!! わかった 水曜ね!! ・・・・
・・・うん おやすみなさい ・・・・
「 5日か!! 」
藤堂は壁のカレンダーを見て呟いた

