パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 第２部　早紀

4月4日

集会所の隅に有る桜が満開を迎え、白い花の重みで枝が垂れ下がり
年配の男性が、桜も満開に、呟く言葉に隣に座る年配の女性が頷いた
康二は集会所の上座に座り　集まっている10名を前に座り

「　成田　康二と申します　1年間、町内会長を務めさせて
　　頂きます　精一杯頑張りますので　よろしくお願いいたします　」
10人の老若男女から　拍手が出た後　各自の自己紹介から始まり
康二はコピーした交通当番の割り振りを　手渡して最初の集会が終った

テーブルの上にビール瓶とジュースを夫人達が配り　　
乾き物が皿に盛られ、康二はビール瓶を抱えて　
一人一人に挨拶をして行く、

「　1年、宜しくお願いします　」
隣地区から来たと言う　年配の男性に酌をして
隣に座る、2丁目の夫人に、ビールを差し出し
年配の男性からのビールを受け、ビール瓶を抱え
一人一人に挨拶を、気に成っていた
女性の前に座り、

「　1年、宜しくお願いします　」
ジーンズのサロペットに黄色い長袖のティーシャツ
彼女の後ろには、ピンクのダウンが置いて有る
ビールを差し出すと、女学生の様な髪の長い女の子が手を振り
康二は脇に有った、ジュースを持ち、女の子がグラスを
差し出して来る、胸元を隠す髪を一つに纏め
ふっくらとした顔から笑顔を見せ、
静かに席に座って居る可愛い女の子
康二は集会が始まった時から、気に成っていた

「　今日は、お母さんの変わり？　」
ジュースを注ぎながら聞くと、娘が首を振り、

「　麻野マンションの代表で、来ました　会長さん
　　一年宜しくお願いします　」
瓶ビールを差し出され、慌ててコップを差し出した