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心の中のガラスは砕けて散った
第4章 第2部 早紀

「 麻野マンションの代表? お母さんの代理では無いの? 」
首を振って来る、若い娘を見て、新婚さんだ、若い奥さんだなと
隣の年配の女性に ビール瓶を差し出した、宴もお開きに成り
皆が立ち上がり、 飲み食いした物が片付けられて、一人二人と
皆が帰り、康二は先ほどの女性がゴミ袋を持ち、困惑した表情を
浮かべているのを見て、 手を差し出して、ゴミ袋を受け取り
裏のゴミ捨て場へ捨てて、戻ると集会所には隣り組の年配の女性と
若い女性だけが残っていた、
「 帰りましょう、今日はお疲れさまでした 」
康二が集会所に鍵を掛け、3人で歩き始め 年配の女性が
「 桜が奇麗ね、清澄公園の桜も奇麗でしょうね 」
桜を夢ながら言う、三人暗い夜道を歩き
「 私は、こっちだからお休みなさい 」
年配の女性が脇道へ歩いて行った、
康二は若い女性と二人自宅へ向かう
「 麻野マンションにお住まいなんですよね、新婚ですか? 」
若い女性が、笑声上げ
「 子供もいますよ、騒がしい子供が二人 」
康二は歩くのを止めて、女性の顔を見て
「 スイマセン、失礼ですが、お幾つですか? 」
「 もうすぐ、30歳、お祖母ちゃんにまっしぐら 」
ふっくらとした顔の中、大きな瞳が,
悪戯な光を浮かべて康二を見て来た
「 最初集会所で、ご挨拶を窺った時、女子大生かと
お母さんの代理で来たと、思ってました 」
「 山田早紀です、 小学校4年と2年の子持ちの母 」
スキップする様に歩き、笑いながら自己紹介をしてくる
長い髪が揺れ小柄な体は、2児の母とは見えない
康二は呆気にとられ早紀が前を歩く姿を見ていた
「 働いているんですか? 」
早紀が頷いて、〇〇と言うファミレスで 9時から4時まで
働いていると話して
「 会長さん私は、ここで 」
分かれ道で手を振り、小柄な姿が消えて行った
康二は早紀の後ろ姿を目で追い、大きな瞳に見つめられ
楽しそうに話し、黒く長い髪が背中で揺れ
小柄な体でスキップする様歩く姿
2児の母と言われたギャップに、
何処か惹かれていた
家に帰り、綾乃が持ってきてくれた、生徒の名簿を見直し、
早紀の名前を探す 名簿の中に
ーー 麻野マンション201 山田和彦
電話番号 〇〇〇ー×××× ーー
首を振って来る、若い娘を見て、新婚さんだ、若い奥さんだなと
隣の年配の女性に ビール瓶を差し出した、宴もお開きに成り
皆が立ち上がり、 飲み食いした物が片付けられて、一人二人と
皆が帰り、康二は先ほどの女性がゴミ袋を持ち、困惑した表情を
浮かべているのを見て、 手を差し出して、ゴミ袋を受け取り
裏のゴミ捨て場へ捨てて、戻ると集会所には隣り組の年配の女性と
若い女性だけが残っていた、
「 帰りましょう、今日はお疲れさまでした 」
康二が集会所に鍵を掛け、3人で歩き始め 年配の女性が
「 桜が奇麗ね、清澄公園の桜も奇麗でしょうね 」
桜を夢ながら言う、三人暗い夜道を歩き
「 私は、こっちだからお休みなさい 」
年配の女性が脇道へ歩いて行った、
康二は若い女性と二人自宅へ向かう
「 麻野マンションにお住まいなんですよね、新婚ですか? 」
若い女性が、笑声上げ
「 子供もいますよ、騒がしい子供が二人 」
康二は歩くのを止めて、女性の顔を見て
「 スイマセン、失礼ですが、お幾つですか? 」
「 もうすぐ、30歳、お祖母ちゃんにまっしぐら 」
ふっくらとした顔の中、大きな瞳が,
悪戯な光を浮かべて康二を見て来た
「 最初集会所で、ご挨拶を窺った時、女子大生かと
お母さんの代理で来たと、思ってました 」
「 山田早紀です、 小学校4年と2年の子持ちの母 」
スキップする様に歩き、笑いながら自己紹介をしてくる
長い髪が揺れ小柄な体は、2児の母とは見えない
康二は呆気にとられ早紀が前を歩く姿を見ていた
「 働いているんですか? 」
早紀が頷いて、〇〇と言うファミレスで 9時から4時まで
働いていると話して
「 会長さん私は、ここで 」
分かれ道で手を振り、小柄な姿が消えて行った
康二は早紀の後ろ姿を目で追い、大きな瞳に見つめられ
楽しそうに話し、黒く長い髪が背中で揺れ
小柄な体でスキップする様歩く姿
2児の母と言われたギャップに、
何処か惹かれていた
家に帰り、綾乃が持ってきてくれた、生徒の名簿を見直し、
早紀の名前を探す 名簿の中に
ーー 麻野マンション201 山田和彦
電話番号 〇〇〇ー×××× ーー

