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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
その思いが伝わったのか、母は頷いたみたいだった。

「そうですか。よかった。おい、悪いけど・・・」

リーダー格の男が言いかけると、

「いいですよ。最初からリーダーが似合っていると思っていましたから」

と、答えるシュンの声が聞こえた。

「いつも若い俺達ばかりで、リーダー、見ているだけだし、今回はお似合いだと思いますよ」

と、セイジの声も聞こえた。

「旦那に捨てられた女が、身投げするのを止めた男と、恋に落ちるなんて、いいんじゃないですか?」

シュンがシナリオを考えて話した。韓流ドラマにありそうな展開。日本ドラマなら泥臭い感じだけど、それを平気で押し通すのが韓流ドラマと言えばそれまでだけど。

「だったら、着替えなくても、このまま、海に入った方がそれらしいですね」

母が、前向きに話し始めた。乗り気なのかもしれない。

「やる気になった?」

シュンが訊くと、母が、

「いいわ。なんとなく、吹っ切れた気がするから。ドラマ仕立てでしたっけ、ヒロインになれるなら、頑張ってみます」

どんな表情で話しているのか、見えなかったけど、前向きさを感じた。

「じゃあ、今までの実話も、再現映像で撮るか。俺と、シンヤが、取り立て屋の半グレを演じて、旦那の裏切り話をする。そのシーンからいこうか」

シュンが話すと、セイジがカメラを構えた。

「じゃあ、まず、俺とシンヤが訪ねてくるシーンからいくぜ。扉をたたいたら、扉を開けるんだ。俺たちが乗り込むから」

簡単にシーンを説明するシュン。実際に、セイジも外に出て、カメラを構える。ドアをたたくシーンを撮影しているのか、ドアをたたく音が聞こえた。母が、慌てたように、

「はい」

と、返事しながらドアを開けた。

「おい、旦那はおるか!」

怒鳴るシンヤ。

「なんですか、あなたたち」

母が合わせていた。

「お、かみさんか?お前の旦那、えらいことしでかしたで。会社の金、横領や。旦那はどこにおるんや?隠したらためにならんぞ」

シュンが怒鳴る。

「知りません。朝、出かけました」

母が、今朝の出来事を話す感じで合わせた。

「カット!いいね。オバサン、いい感じだよ。自然にできていたよ」

シュンが話す。

「じゃあ、続きは・・・」

と、シュンが説明していた。母は聞いていた。
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