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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
「や、やめて・・・。そんな・・・」

身体を捩(よじ)って、抵抗する母。

「わかりました。やめましょう。『やめて』と言っているのに、無理に、そんなことはしませんから」

シュウが話しながら、母から離れた。真っ赤な顔をして恥ずかしそうに胸を両手で隠す母。

やはり、真面目な母には、なかなか、弾けるってことは難しいらしかった。

「菜穂子さんは、可愛いです。とても、四十路には見えない。まるで、処女の中高生みたいだね。反応も、カラダも」

微笑むシュウ。シュウが離れると、シュウだけではなく、フェンダー越しにセイジ、あとは、ショウジ、シュン、シンヤの視線に気が付いた母。

「見るだけなら問題ないでしょう。というか、観賞価値がありますね。それに、ワンピースとブラジャーが腰まで落ちて立っている姿で、そういう感じにカラダを傾けると、まるで、『ミロのヴィーナス』みたいで、芸術美がありますね」

褒め続けるシュウ。渋みのある男前で、口も達者なら、結婚はともかく、日常のナンパには困らないのでは?と、わたしは思いながらシュウのトークを聞いていた。

「そ、そんな、ことは、ないです」

母は言いながら、服を直そうとしていた。でも、そもそもブラジャーのホックが留まらない感じ。それを見たシュウが、

「無理ですよ。その感じだと、お嬢さんが手伝ってくれて、やっと留まったという感じでしょう。一人では無理です」

と、話しかけると、ブラジャーは諦めたのか、ワンピースだけでも肩まで上げた母。

「菜穂子さん。そのほうがエッチですよ。ニットのワンピースがカラダに密着して、乳首のポッチリがバッチリわかります」

笑顔で話すシュウ。頷く、セイジやショウジ、シュン、シンヤ。たしかに、わたしから見ても、わかる感じだったから、

「お母さん。それ意味がない。シュウさんが言うみたいに、余計に、エッチよ」

と、わたしも伝えた。母は困った顔で、わたしを見た。

「シュウさんが言うみたいに、綺麗だから隠すことないわ。堂々としたらいいのに」

伝えると母は、眉を顰めて、唇を噛んで泣きそうな顔になった。

「娘さんの言う通りですよ。堂々と、ワンピースは脱いで、胸を張ってください」

話しかけるシュウ。悩んでいる母。

「生まれ変わったつもりで、今日から新しい自分を生きたほうがいいと思う」

わたしは思いを伝えた。
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