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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
「だそうだ」

シュウが母の口から逸物を抜いて、母に何か言わせようとしたけど、母は、わたしを見て、少し恨めしそうだったけど、結局、何も言わなかった。

シュウが、

「どうしたいのか、はっきり言わないと。娘さんの言う通りでいいのか?それとも」

と、話すと、ショウジが、

「娘に見られていたら、『エッチしたい』なんて言えないよな」

と、笑った。はっきり言って、わたしの方が言いたいことがあったけど、状況を読んだ。母は真っ赤な顔していて恥ずかしそうだった。たぶん、ショウジさんが言った通りなのだろうと思った。だから、

「お母さん。生き方を変えた方がいいわ。もっと、大胆に、そして、人生を楽しまないと。お父さん、やりたい放題しているのに、どうして、お母さんだけ、我慢しないといけないの。わたしも我慢しない生き方をしていくつもりだから」

と、わたしは、母に話しかけた。わたしを心配そうに見る母。そんな母に、

「お母さんは知らないかもしれないけど、わたし、援助交際しているのよ」

と、話すと母は驚いたけど、どこか納得しているような気配もあった。

「早苗ちゃん、援交しているのか。ま、できるだろうな」

セイジが笑った。シュウも、

「ま、そういう雰囲気は感じていたよ」

と、笑った。

「たしかに。ロングの髪の毛で、その膝上のミニスカート。で、セーラー服だし、その格好で声を掛けたらオッサンも万札を出すよな」

シュンも納得している感じだった。

「男慣れしているから、だろうなって思っていたけど、やっぱりそうか」

シンヤも笑った。見透かされていた感じ。

「ま、援助交際している女子校生の母親が、こんな堅物なのは、本性を隠しているか、早苗ちゃんの遺伝が父親から来ているか、そのどちらかだろうな」

シュウがそういうと、

「お母さんの本性がどちらか、確認してみようか。我慢しているのか、我慢しているのではないのか」

ショウジも呼応した。

「我慢している感じではないと思うぜ。単に、知らないのだろ。自分の本性に。たしかに、真面目に生きてきたのだろう。でも、漂う雰囲気は、エロい。このギャップが俺には堪らないところだが。それとも、崩れそうになる自分を、必死に崩れないようにしてきたのかもな」

セイジが笑いながら言った。
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