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こんなに晴れた素敵な日には先輩の首を絞めたい
第7章 第6話 仕事のやりがい
 2人で一緒にシャワーを浴びて、明日の仕事に備えて22時に下宿を後にする前にお互い裸のままベッドに寝転んでピロートークをする。


「そういえば賢人って結局進みたい科は決まったの? 私は前から言ってた通り麻酔科にしようかなって思ってるんだけど」
「そうだねー、結構迷ってたし今もかなり迷ってるけど今月膠原病内科回って割といいかも? って思い始めたところ」
「へえー、膠原病内科が? 私は回る予定ないけど、賢人はどういう所に魅力を感じたの?」

 それから賢人は右手で私の左の乳房を優しく揉みほぐしながら話し始め、循環器内科や消化器内科ほど業務内容が過酷ではなく糖尿病内科や腎臓内科ほど患者さんの生活指導に頭を悩ませなくていい所に魅力を感じたと言った。


「膠原病内科に入院してくる患者さんは生活習慣とか関係なしに病気になった人がほとんどだから、自分がお医者さんとして真面目に向き合った分だけちゃんとリターンがあるような気がして。僕も家族性高脂血症だし、もちろん生活習慣病の人が全員自己責任とか言うつもりはないよ」
「なるほどねー、賢人って結構しっかり考えて自分の進路決めたんだ。私なんてお給料が高いのが第一優先なのに」
「全然おかしくないよ、お医者さんだって|霞《かすみ》を食べて生きていける訳じゃないんだから。でも僕は僕一人でもみっちゃんを養えるぐらい稼ぎたいです!」

 嬉しいことを言ってくれた賢人にお別れのキスをして下宿を出て、私は夜の住宅街を歩いてJRの|如月《きさらぎ》駅に向かった。


 賢人は学生時代に私と同じ病院で働きたいと言っていたけどマッチングの筆記試験の結果がよくなかったので第一志望の畿内医大病院には不合格になって、面接と小論文だけで選考される済生会如月病院に就職していた。

 私は元々本音では彼氏と同じ病院では働きたくなかったけど遠距離恋愛も嫌だったので、結果的にとはいえ賢人が特急電車で一駅の所にある病院に就職できたのは嬉しかった。

 これからも2週間に1回以上は賢人とささやかなデートをして、お互い専攻医になったら籍を入れたいと思っていた。
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