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こんなに晴れた素敵な日には先輩の首を絞めたい
第7章 第6話 仕事のやりがい
「逆に先輩はどうして産婦人科医になりたいんですか? ご実家は産婦人科のクリニックって前に聞きましたけど」
「うーん、これ言うの恥ずかしいけど僕は積極的に産婦人科医になりたい訳じゃないし開業医にも正直なりたくないです。実はずっと大学病院にいたいなって思ってるんだ」
「それって……まさか教授になりたいんですか?」
「いやいやいや、僕は全然そんな野望持ってないよ! そういうことじゃなくて、その……ずっと皆でワイワイやっていきたいんだ。総診研修の時みたいにさ」
「あー、何となく分かる気はします……」

 総合診療科研修の時の嶋田先輩は助教の先生や専攻医をはじめとする上の先生には忠実に従って動き、1年目研修医には先輩として指導し時には逆に教えて貰うというルーチンをとても楽しんでいた。

 産婦人科はまだ回っていないけど大学病院の産婦人科は婦人疾患専門の外科という側面が強いので病棟で入院患者さんと交流するのが仕事の主軸ではないし、開業医になれば一人や二人の医者で職場を回さなければならない。

 人間性はともかく大学病院の大規模な内科や総合診療科という環境にはとても馴染めている先輩にとって、将来は地元に戻って産婦人科の開業医になるというキャリアはあまり魅力的には思えないのだろう。
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