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こんなに晴れた素敵な日には先輩の首を絞めたい
第9章 第8話 こんなに晴れた素敵な日
「それじゃ叩きますけど……傷跡とか残ったら着替えの時に変に思われません? 私手加減の仕方分からないんですけど」
「大丈夫大丈夫、服着たまま叩いて貰うから傷跡なんて大して残らないよ。先生も僕の裸なんて見たくないでしょ?」
「聞くまでもないでしょう」
「その意気です! という訳でまずはお尻から叩いてください。後ろ向くね」

 嶋田先輩はそう言うとベッドの上で身体を回転させ、うずくまった姿勢で私にでっぷりと肥満したお尻を突き出した。

 これを叩いたら面白そうだと思って、私は人生で初めて鞭を振り上げた。


 思ったよりスナップが効いてしなった鞭は先輩のお尻をぴしゃりと叩き、思ったより強い感覚に私は少しだけ驚く。

「ああんっ!!」
「っは……な、何ですかその反応。面白すぎでしょ……」
「ああっ! ああんっ!! 気持ちいいっ!!」

 お尻を叩かれる度に奇妙なあえぎ声を上げる先輩に、私は吹き出してしまった。

 笑いながら何度も繰り返し鞭を振り上げ、先輩のお尻をぴしゃりぴしゃりと叩き続ける。


「ああああああああああっ!! さ、最高だ……こんなに気持ちいいなんて予想外だよ……」
「喋るなっ!」
「ああんっ!! あああぁ……」
「この豚野郎!」
「ああんっ!! んほおっ!!」

 適当に思いついた罵声を口にしながら先輩のお尻を叩き続け、私は今の状況を心から楽しんでいる自分に気づいた。

 こんなことをするだけで5万円を貰えるなんて、私ほど恵まれた労働者もこの世にいないだろう。
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