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コンビニバイトの男の子
第4章 食事会
ただ、実際に自分が躰のパートナーを持つとなると話は別でした。
(実際にそうしてる人もいるのは理解したけど、流石に私は実践できないな。だって貴之さんに申し訳ないし、貴之さんに話をするなんて絶対できないし。・・・だいたい、どうやって見つけるのよ?この、出会い系やナンパで見つかりますって、そんな簡単にできる訳ないじゃない)
こうして萩子は、目覚めた性欲を解消する術が無く、たまにするオナニーで誤魔化しながら日々を過ごしてきました。その間、オナニーで妄想している悠希を躰のパートナーに、と考えることも無い訳ではありませんでしたが、その都度萩子は、悠希には恋人がいること、そもそも自分に対して特別な感情は持っていないだろうと否定していたのでした。
(一回りも年下の悠希くんが、アラサーの自分なんか相手にするはず無いし。きっとあの2回だって、本音ではリコさんと上手くするための、都合の良い練習相手としか思っていないわよね)
萩子の自身を卑下しがちな性格からそんな風に考えていたところに、思い掛けず悠希が恋人と別れ、更に自分の躰を求めていると判ったのです。
萩子が言葉を返せずに黙ったままでいると、悠希は抱き止めた時に肩に置いた手をゆっくりと背中に回してきました。
「萩子さん、嫌だったら拒否してください。それ以上はしません」
そう言って、萩子を抱き寄せます。
悠希との間に挟んだ腕に少し圧迫感を感じます。ただ、抱き寄せる力は弱く、押し返せば離れられそうでした。
しかし、萩子はそうしませんでした。
(結婚している女性が、心と体の満足を別々の男性に求めるなんて、身勝手な考え方だと思ってた。多様性なんて流行りの言葉を使って、安易に考えていいことじゃないと思ってた。・・・でも、貴之さんは誘ってくれない。勇気を出したのに、わかってくれなかった。でも、私から貴之さんに直接セックスしたいなんて誘えない・・・。でも、オナニーじゃ満たされない。・・・でも、目の前に私を求めてくれてる人がいる。躰の相性がいいと判っている男性が・・・)
萩子は、遠ざけようとして悠希との間に挟んでいた手の力を抜きます。
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