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コンビニバイトの男の子
第4章 食事会

「鮎川くん。体調はどう?」
由絵に気がついた悠希が、イートインスペースに来ます。
「こんにちは」
萩子に挨拶をしたその顔色は、いつもと違って良くない感じに見えました。
「由絵さん、すみませんでした。もう大丈夫です」
「ほんと?何かしんどそうよ」
「もうすぐ品出しの時間ですし、これからお客さん増えてくるので」
「うーん、そうなんだけど・・・」
萩子は、悠希の体調よりも“由絵さん”と名前で呼んでいることが気になりました。
(今まで、気にしていなかっただけかな?名字だと、店長と区別がつかないからだと思うけど、なんか・・・)
由絵と悠希の親しげな様子に、萩子は今まで感じたことのなかった、もやもやした気分になります。
「鮎川くん、やっぱり今日はもう上がりなさい。後は私と松友くんに任せて」
「こんにちは。鮎川、顔色悪いぞ。そうしろよ。もうすぐ遅番の人も来るし」
レジの応対が終わった松友もこちらに来て、萩子に挨拶すると由絵に加勢しました。
2人に言われたことで、悠希もその気になったようです。
「そっかー。由絵さん、じゃあそうさせてもらいます」
「うん。お疲れ様」
「松友、悪いけど後よろしくな」
「お疲れー。ゆっくり休めよ」
そのやり取りを聴いて、萩子は残っていたミルクティーを一気に飲み切ると立ち上がりました。
「私、そろそろ帰る時間なので、途中まで送っていきますね」
「ありがとう。本当は私がしなきゃなんだけど今日は主人が居なくてお店離れられないから、そうしてもらえると安心できるわ。お願いね」
由絵に笑顔でお願いされて、もやもやした気持ちから対抗心で言ったことの後ろめたさで、そそくさとテーブルを片付けました。
由絵に気がついた悠希が、イートインスペースに来ます。
「こんにちは」
萩子に挨拶をしたその顔色は、いつもと違って良くない感じに見えました。
「由絵さん、すみませんでした。もう大丈夫です」
「ほんと?何かしんどそうよ」
「もうすぐ品出しの時間ですし、これからお客さん増えてくるので」
「うーん、そうなんだけど・・・」
萩子は、悠希の体調よりも“由絵さん”と名前で呼んでいることが気になりました。
(今まで、気にしていなかっただけかな?名字だと、店長と区別がつかないからだと思うけど、なんか・・・)
由絵と悠希の親しげな様子に、萩子は今まで感じたことのなかった、もやもやした気分になります。
「鮎川くん、やっぱり今日はもう上がりなさい。後は私と松友くんに任せて」
「こんにちは。鮎川、顔色悪いぞ。そうしろよ。もうすぐ遅番の人も来るし」
レジの応対が終わった松友もこちらに来て、萩子に挨拶すると由絵に加勢しました。
2人に言われたことで、悠希もその気になったようです。
「そっかー。由絵さん、じゃあそうさせてもらいます」
「うん。お疲れ様」
「松友、悪いけど後よろしくな」
「お疲れー。ゆっくり休めよ」
そのやり取りを聴いて、萩子は残っていたミルクティーを一気に飲み切ると立ち上がりました。
「私、そろそろ帰る時間なので、途中まで送っていきますね」
「ありがとう。本当は私がしなきゃなんだけど今日は主人が居なくてお店離れられないから、そうしてもらえると安心できるわ。お願いね」
由絵に笑顔でお願いされて、もやもやした気持ちから対抗心で言ったことの後ろめたさで、そそくさとテーブルを片付けました。

