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女旅芸人衆の淫ら旅
第7章 出雲へ

その頃、一人部屋を与えられた座長のお絹さんのもとへ清吉さんがやって来た。

「失礼しますよ」

お盆に急須と湯呑みを乗せて、茶の一服でもしてしてもらおうと宿の当主として挨拶に伺ったのである。

「こんな立派なお宿の主だなんて未だに信じられないわ」

湯呑みにお茶を淹れて勧めてくれる清吉に向かってお絹は頬を染めながら当たり障りのない会話を始める。

「よしてくださいよ、私が建てた訳じゃないんですから、先代が頑張っただけで、私は居抜きで後釜に着いただけなんで…」

その後は会話が続かない…
お互いに話したいことは山ほどあるのに、何から話せばいいのやらと、言いよどんでいた。


「さっき、座長の部屋に当主が入っていくのが見えたね」

清吉がお絹さんの部屋に入っていくところを、風呂に行こうとした良案とお瞭が見ていた。

「あの二人…寄りが戻ればいいのに…」

「お絹さんに限ってそれはないだろ」

「あら、そうかしら?だって駆け落ちさえ考えていた二人なのよ」

「焼け木杭に火がつくって奴かい?」

「おなご(女)はね、心底惚れた殿方の事は灰になるまで忘れないものよ」

ふぅ~ん、そんなものかねえ
そんな風に聞き流しながら、じゃあ、お瞭さんも、あの地頭の小倅の事を今も忘れられずにいるのかな?と余計なお世話と思いながらそんなことを考えてしまった。
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