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女旅芸人衆の淫ら旅
第7章 出雲へ

「もう、惚れた腫れたというような年齢ではありませんわ」

「そんなことはない。たとえ50歳間近であろうとも…お絹にいい男が付いていようとも…」

清吉は、そのまま顔を近づけてくる。
お絹は逃げることもできたのだけれど、そのまま身動きせず近づいてくる清吉の顔を受け止め唇を重ねた。

苦い口づけ…

「お絹さん、私は今でもあなたが好きです。
けどあなたに好(い)い人がいるのなら…もうしません、きっぱりとあなたを忘れます」

「そんな人はいないの…」

今度はお絹さんから顔を寄せて清吉に接吻をした。
階下の温泉からのおなご(女)たちの騒がしい嬌声が聞こえてくる。49歳のお絹が唇を強く押し付けてゆく。
心臓が壊れるそうなほど強く脈打ち、身体が熱くなってゆく…。

「情熱的だ…あの頃と何ら変わりない」

清吉は、抱きしめるように、男の手がまわり込み、襟元を割り開いて胸元に手を差し込んできた。
乳房を揉まれながらの接吻。愛し合っていたあの頃を想い出し、体が火照って汗ばんでくる。
 
激しい接吻は、やがて舌を射し込んでくる。
お絹の口内で舌が絡みあいながら、両手は優しく乳房をまわすように揉んできた。
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