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女旅芸人衆の淫ら旅
第3章 延岡へ
小川での水遊びを早々に切り上げ、
一行は山道を越えた。
山から降りると目の前には一転して海岸線を歩くことになる。
「さあ、この先が延岡だよ
皆、頑張って大八車を押しな
日が暮れる前に延岡に着きたいからね」
座員たちは誰しも疲れが表情に現れていた。
「お絹さん…いや、座長さん
皆、とても疲れておる、延岡に入るのは明日にして
今夜はこの辺りで野営すべきではないですか?」
医者として座員の体調を気に掛けないわけにはいかなかった。
「何いってんだい、これぐらいこの子らには屁でもないのよ
これぐらいで疲れたら日の本を興行行脚できやしないさ」
「ダメですよ!疲労は後からやって来るんです
肝心のこの子たちを病に伏せさせても良いんですか?」
そこまで言われたら、お絹だって無理強いは出来ない。
「わかったよ、でもね野宿なんて出来ないよ
山賊に襲われたらどうするんだい
せめて雨露をしのげる牛小屋でも馬小屋でも軒下を借りれるおうちを探さないことにはね」
「いいでしょ、それで手を打ちましょう。
皆、もう少しの辛抱だ」
山を降りれば家屋があるに違いないと
一行はとりあえず山を降りることにした。

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