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女旅芸人衆の淫ら旅
第3章 延岡へ

「お加代を?まさかオヤジさん、年端もいかない子供を可愛がる趣味でもあるんですか?」

それなりの場数を踏んできたお絹が、あんたも変態の趣味があるのかいと、不快そうな顔をして茶屋のオヤジを睨んだ。

「違う違う!うちには一人娘がおりましてね…
ちょうどお加代ちゃんと同い年ぐらいに流行り病で妻と一緒に逝っちまったんだよ…こんな峠だからお医者様も来てくれなくてね…
ほら、あの道端に娘と妻が眠っているんだよ」

オヤジが指差す方に目をやると大きい石と小さな石が二つ並んで墓石代わりとなっていた。

「あたい、おじさんに添い寝してあげる」

どうやら大人の会話を聞き耳をたてて盗み聞きしていたお加代が自らオヤジと添い寝することを提案した。

どうやら変態の趣味があるわけでもなさそうなので、
お加代でよければとお絹も「すまないねえ、そうしてやってくれるかい?」とお加代に言い聞かせた。

「そうかい!寝てくれるかい?」

オヤジは上機嫌でお加代を奥の部屋に連れていった。
残りは店先の軒下に大八車から薄っぺらい布団を降ろして雑魚寝を決め込んだ。
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