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Deep Throat - ディープスロート
第4章 秘密保持契約
彩芽の体は田所に操られるまま、あの夢のように、赤いリボンで次第に窮屈になっていく。自身の胸が縄のせいで苦しくなり、つい白シャツに掛かる赤い縄を見つめてしまう。胸が強調されるように膨らんで見え、それを見るのが辛くなって、目を背けてしまう。

上半身をしっかりと縄で縛られた彩芽は、畳の上にそっと横にされ、掘りごたつ式の座卓から、彼女の両脚が出された。

だが田所は容赦なく、彩芽の両脚にも縄を這わせていく。紺色のスカートから伸びる、黒のストッキングに包まれた脚。男は彼女の細い足首を縄でしっかりと縛り、そのまま太ももにも赤い縄できつく縛り、動きを封じていた。

彩芽は夢で感じた、肉体全体を包み込んでくる、抱擁されているような感覚を憶え、肉体が熱くなっていくのを、必死に堪えようとしていた。肉体の柔軟性と調和が失われ、思うように動けなくなった、不合理な拘束から逃れようとして、肉体は縄の導きに従い、意図しない動きになってしまい、その動きに抗えず、そのまま身を委ねてしまう。

彩芽の脳裏に、大輔の『こういうことが好きだったのか…』という言葉が浮かんだ。

心の中で彼女は『違うの…聞いて!』と叫んでいた。

『あの状況で自分から手を後ろに回したら…縛られてしまうことは分かっていたよ…田所先生に魔法をかけられたように…観念して後ろに回してしまったの…手首だけが縛られると思っていたのに…抵抗する暇もないまま…こんなに縛られてしまったの…けして好きなんかじゃない…こんなの嫌だよ…』と呼びかけていた。
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