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Deep Throat - ディープスロート
第5章 危険な芽
田所は体を起こし、シートの右隅に置いた手提げ袋に触れた。その中には高山編集長から貰ったウイスキーが入っていた。彩芽には分からなかったが、田所は中にあるものを忍ばせていた。

彩芽は袋の中から、赤い麻縄の束が出てくるのを見て、「いやです…」と小さな声で拒否した。だが彼女の右手はしっかりと田所に握られ、その場から離れられなかった。

彩芽は右手、左手を強引に後ろに回され、背中の方でギュッと締め上げられた。何かに気付いたように、「あっ…」と小さく呟き、口を開けた。鼓動が速くなり、体が危険を感じ取った。

殻のように硬いもので覆われた何かが、体の中でプチッ…と縦に大きく裂ける感じだった。中に詰まっていた何かが、ワサワサとうごめいて、狭いところから抜け出ようとする。体の中で違和感を憶え、彩芽の体は左右に揺れていた。

彩芽の体は危険を察知し、胸の高鳴りを抑えることができなかった。彼女の「はぁはぁ…」という音は、桜の花びらと共に飛んでいってしまうほど、軽く小さなものだった。

田所は手に縄を持ち、彩芽の後ろに回した腕に触れていく。
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