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バニーガールの穴の奥
第9章 裏メニュー『ウサギのお店番』

始発が動き出すのを待つのなら、
深夜から早朝まで営業してるバーとか
それこそもっと安く上げたいのなら
ネカフェとかカラオケとかで
始発を待つ人の方が多いか……。

「そう言えば……しふぉんは
店の女の子達数人で割り勘して、
上のレンタルルームで寝るとか
そんな事を言ってたな…」

確か前にそんな事を
聞いたような気がすると…
思い出して口に出した。

『カミカゼになります』

「ああ、ありがとう…頂くよ」

ユイに出して貰ったカミカゼを
飲みながら…ユイが自分用の
1杯を用意する所を見ていた。

ジンがベースになるみたいで
ブランデーをジンに加えていて。
出来上がったカクテルは
黄色い色合いをしたカクテルだった。

『お隣…お邪魔しても?』

「ああ、こっちで飲んでくれよ。
どうせもう今日は終いなんだろ?」

ユイがカウンタ―の中から
俺の隣に回って来て。
こっちにグラスを差し出して来たので
俺は飲みかけのカミカゼのグラスで
ユイとグラスを合わせて乾杯をした。

ユイが…ゆっくりとグラスに
口を付けて…カクテルを飲む。
そのカクテルを飲む仕草に
何とも言えない色気を感じてしまう。

「それは…?何て言うカクテルなんだ?」

『これですか……?この
カクテルの名前は……
エンジェル・フェイスですよ』

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