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バニーガールの穴の奥
第11章 ラビットハウスのスイートルーム

チン…と…音が鳴って、
エレベーターのドアが開いた。

最上階の6階にある、
603号室が…スイートルームの様で。
エレベーターから一番遠い部屋が
スイートルームになって居る様だ。

入口のドアは…その部屋も、
他の部屋と同じダークブラウンのドアで
カードリーダーにユイが
ルームキーと会計に使う
カードキーをかざしてロックを解除する。

ドアを開いた正面には…
玄関スペースがあって。
防音の為に2重ドアになっている。
そこで靴を脱いでスリッパを履くと
その先の部屋に続いているドアを開いた。

ドアの奥は…廊下になって居て
突き当りには、大きめの
洗面台が設置されていた。
洗面台のライトもお洒落なライトで
デザイナーズラブホ…の様だ。

他のランクの部屋も見てるので、
部屋の壁沿いのカウンタ―に
剥き出しに取り付けられた
申し訳程度のトイレにありそうな
洗面ボウルがデフォだったので。

ちゃんとした…洗面台が、
出て来たと言う事に
流石…スイートルームだと思った。

洗面台の左側にはスケスケの
ガラスのドアがあって…
その奥のバスルームが見えている。
他の部屋はシャワーのみなのに
ちゃんとしたバスタブがあって。

「スイートルームには
風呂が…ついてるのか……」

『お湯張りしますね…』


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