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バニーガールの穴の奥
第16章 そらとぶうさぎ
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『めっ…メイクは…普通に
いつもの…メイク…してたんですけど。
ひっヒメが…いつものじゃダメだと…ッ』
そう言われて…今日のユイの
顔をまじまじと見ていると
メイクしてます感が出ていて。
「でも…今日のメイクも
悪くねぇけど…、ユイの普段の
自然な感じのメイクも…
ユイには…似合ってる感じがするけどな」
『似合ってます…か?
そっ、そうでしょうか…ッ?
あ、とりあえず…ちょっと
まだ時間より早いですけど…
電車…乗っちゃいましょう…か』
そう言ってユイが電車に乗ると言って
いつもはこの駅で降りる電車だが、
いつもは行かない方向へ向かう
電車のホームの方へユイと移動する。
3、4分ぐらい待った頃に
駅のホームに電車が入って来て。
ユイと一緒に電車に乗り込んだ。
もう…9時前の時間だから
普通の会社ならギリ始業前だけど
もう…会社が始るよって時間で。
乗客の姿もまばらな電車の中で
空いていた席にユイと並んで座った。
ガタンゴトン…、ガタンゴトン…
『このまま…30分程…、
目的地まで…電車で揺られます』
「偶に…やってんのか?店外…」
『いいえ…やってませんよ、
今日は…私は”ユイ”じゃありませんから』
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