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バニーガールの穴の奥
第18章 バニーガールの穴の奥
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1杯だけ…飲んで…ここの
ペントハウスの鍵は貰ってるから…
あっちのボロアパートから…
居るものを取りに行ったりすると
唯花に伝えると…週末一緒に
過ごせると分かった途端に
その顔が嬉しそうな顔になったから…。
ユイはあまり感情を顔に出さないが、
唯花は…全部…顔に出ちまうみたいだ…。
「じゃあ、また店で…夜にな…?」
ペントハウスの玄関で、
唯花に仕事に行くのを見送って貰って。
いってらっしゃいのキスをして貰った。
同棲してる彼女だって、こんな風に
玄関まで見送ってくれる事もなく
ベッドの中から…返事する位で…
彼女が違うとこうも違うのかと…
唯花と付き合い始めた…初日?
いや…2日目…にして…俺は
今までとの違いを…感じながら…。
ペントハウスの外に出ると
上には…青空が広がって居て。
屋上と言う立地だから
下から見上げた時は狭かった空も
ここから見ると…広く…抜けていた。
あの夜…偶然見つけたウサギの巣穴で、
俺は…色んなウサギに出会って…
刺激的な…時間を…巣穴で何度も
過ごして…巣穴に通う内に…巣穴の
隅々まで…知り尽くした気になって居たが…。
ごちゃごちゃと入り組んだ迷路みたいな
この…雑居ビルの…屋上に…、
秘密の部屋が…隠されていて…。
俺は……この…隠された…部屋に…
これから…通い続ける事になりそうだ。
そして……いつも…
ラビットホールのカウンタ―の中に居る…
自分を中々見せないウサギのユイは…。
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