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四宮教授のSM講義
第1章 講義一 卑劣な罠
 それまでのいたぶりによって快感を引きずり出されていたわたしは、ひとたまりもなく、喘ぎっぱなしになってしまいました。さっきまでの力任せとは違う、明らかに感じさせようとしている手の動き。その卑猥な動きに導かれ、わたしの中のいやらしい快感が高まっていきます。

(悔しい……イヤなのに……どうして感じてしまうの)

 自分の意思に反して無理やり言うことを聞かされるならまだ諦めがつきます。卑劣な男が欲望を満たしているあいだ、心を固く閉じて嵐が過ぎるのを待つつもりでした。それなのに、成海教授は、そんなわたしの決心を嘲笑うかのように、なにも感じない人形に成り切ろうとした哀れな子羊の快感を丹念にほじくり返し、あからさまに曝け出そうとしている。

「彼氏に見せるためにオシャレしてきたということは、デートのあとにセックスするつもりだったんだろう。んん? どうなんだ」
「ち、違う……あんっ」

 カップの中で固くなっていた乳首が両方とも摘まれました。ソフトに擦られ、先端を撫でられて、もっと固く突き出した乳首が指のあいだに挟まれて転がされます。

「あっあっ、イヤ、ああん」
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