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四宮教授のSM講義
第1章 講義一 卑劣な罠
 いやらしい手の動きに合わせてうめきました。飲まされた薬のせいで痺れたからだは、どこも動かない。胸を荒々しく揉まれているうちに、痛いだけだった感覚の中に快感が混ざり出します。

 そんな……イヤなのに……。

「あ、あぁっ」

 苦痛の呻きは次第に甘い喘ぎに変わっていきました。この卑劣な男を嫌悪しているのに感じてしまう。カップの内側に侵入した手が直に乳房を掴んだときには、大きな声を上げてしまったのです。

「気持ちいいかい」
「知らない……ああっ、あっあっ」
「フフフ、可愛いねえ。ところでこのセクシーなブラジャーは恋人に見せるつもりだったのかな」
「それは……ひっ」

 首筋をベロっと舐められました。ヌメヌメと這い回る舌によって塗りたくられた唾液で、首と肩がベチョベチョになりました。乳房を掴んだ手は、最初は柔らかく、そのうち強弱をつけてリズミカルに、膨らみを揉み始めました。
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