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四宮教授のSM講義
第1章 講義一 卑劣な罠
 胸から這い降りた手が、スカートの裾をまくり上げ、力が抜けて閉じることのできない太もものあいだに突っ込まれました。そこは妖しい熱の中心です。熱いドロッとしたかたまりが、さっきからジンジンと疼いています。

「そこはイヤあぁぁっ」
「おい。小娘。何だこれは?」
「ううっ、触らないで」

 ショーツ越しに股間を撫で回す指が、知られたくない破廉恥な秘密を暴いてしまいます。ピタッと張り付いたショーツの不快な感触。触らなくてもわかる。わたしの中心は熱く滾るからだの奥から溢れ出た体液で、すでにぐっしょり濡れていました。

 それは誤魔化しようのない快感の証。わたしのからだが卑劣な愛撫に屈した、紛れもない証拠でした。
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