この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
特別捜査官・優子
第1章 遮断
『私も向かう。合流するまで待て。一人では危険だ』

優子はスマホをバッグに入れ、不審に思われるのを避け、店の方に向かった。鉄の扉を開け、店の中に入っていく。中は薄暗く、淡い紫色のライトで照らされていた。目が色彩をうまく処理できず、彼女は感覚が狂った気がして何度か瞬きをしていた。レストランのカウンターのような受付があり、そこには男性が立っていた。白いシャツに濃い色のベストを着た若い男性だった。

受付の男性は優子を目にすると、すぐに初めての客だと気付いたようだ。
「どなたのご紹介ですか…?」と優子に尋ねる。

彼女は今の質問で、ここがメンバー制のバーだと理解した。メンバーであれば顔を憶えられる、または会員証か何かを提示するルールになっているのだと推測した。

優子は奇をてらわずに「佐々木さんです…」と伝えた。

男性スタッフは表情を全く変えなかった。

優子は彼の顔を見て、ふぅと深呼吸をした。このスタッフが彼女のストレートな答えにどう反応するか、試すことにした。

「佐々木一輝さんからのご紹介です…」と告げた。
/106ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ