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特別捜査官・優子
第1章 遮断
すると男性の表情が見る見るうちに強張っていく。
「オーナーに確認しますので…お待ちください…」と早口になり、男は『STAFF ONLY』と書かれたドアを開け、奥に消えていった。

優子は待たされている間に店内を覗きこんでいく。

受付の先には開けたスペースがあり、ホールのようだった。はっきりとは見えなかったが、椅子やテーブルがステージ側を向く形で配置されていた。15-20人くらいは座ることができそうだった。客は疎らで半分も入っていなかった。とても繁盛しているバーには見えなかった。

扉は静かに開いた。今度は小太りの中年男性が出てきた。スーツを着て、髪を整え、清潔感があった。優子は、この男性がオーナーだと推測した。

オーナーは「佐々木様のご紹介という事であれば…」と微笑み、「VIP ROOMにお通しいたします…」と続け、優子をドアの向こうに案内していく。

優子は深入りし過ぎているのかもしれないと感じていた。オーナーと男性スタッフは佐々木と面識があり、あの男がこの場を何度も訪れていると、優子の直感が告げていた。何か解決の糸口を、その先に繋がる突破口を開きたかった。
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