この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
特別捜査官・優子
第1章 遮断
室内を見渡す優子に、オーナーの男性は赤いカーテンを開け、「こちらです…」と案内した。優子は頭を下げ、カーテンをくぐり前に進んでいく。紫色のライトが正面から照らされていた。カーテンが閉められ、さらに前に進んだ時、ボンッという音と共にライトが消えた。

危険を即座に察した優子は、音を立てぬよう静かに足を動かした。木のフローリングが僅かに沈んでいることを感じ取り、足を上げる際に鳴らないことを願った。だがギィ…という音を立ててしまう。優子はここが先程見たホールのステージだと思っていた。ホール内にいたはずの客の気配すら感じなかった。

彼女は至近距離からの襲撃に備え、バッグから警棒を取り出した。右手にグリップを持ち、左手でバッグを下に置いた。左手で警棒の先端を掴み、スチール製の棒を引き延ばす。

静けさが空間を満たし、一瞬たりとも気が抜けない状況だった。優子自身の息遣いだけが聞こえる。その息は徐々に短く、息苦しくなっていく。
/106ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ