この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
特別捜査官・優子
第2章 服従のしるし
両肩に縄が這い、脇を抜け、襷(たすき)のように縄が掛けられた。それが締められると、体が縄に繋がれた気分になり、気持ちの整理もつかないまま、無理やり心が締め付けられるようだった。背筋が伸ばされ、体の中に芯を通されたような感覚だった。動きを制限される抑圧感に背中が凍りつく。そのゾクッとする、手の施しようがない、身を削られるような寒気に、彼女は思わず「ハッ…」と息を止める。

優子は項垂れ、後ろに伸ばした両腕が布を巻くように縄で絞られていくのを感じていた。そんな中、彼女はハヤブサに思いを巡らせた。背信の兆候は全くなかった。それまでは大変優秀な庁外捜査員として活躍し、数々の事件解決に尽力してきた。優子もそんな彼を信頼していた。彼が佐々木側に傾いたのは、ここ数日の出来事ではないかと思ったのだ。情報の頻度が落ち、連絡が取れない時があったからだ。
/101ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ