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特別捜査官・優子
第2章 服従のしるし
優子は両脚がまっすぐに伸び、最後は爪先で床に接していた。上体に網目のように掛かる縄が、優子の体をネットのように支え、彼女は力が抜け、縄に吊られ、身を預けてしまう。抵抗など全くの無駄骨だった。

もう手も足も出せなくなった体に、優子は力なく項垂れてしまい、爪先が起点となり、ゆっくりと左右どちらかに回っていた。

体の至るところから伝わる捕縛感から逃れようと、優子は体をよじるが、心まで締め付けられ、その挫折感から逃れようとすればするほど、失望の念を禁じ得なかった。

優子の体が皮肉にも佐々木の方に向いてしまった。佐々木は目の力まで奪われ、緊張が消えた女の頬を見ていた。

「もう少し手応えのある捜査官だと思ったがな…」
佐々木がそう言うと、優子は視線を逸らそうとする。重力にも逆らえない自身の状況に呆然とし、首をだらりと重力に従い、項垂れていく。

佐々木は優子の背後に回り、彼女のミュールをそっと脱がしていた。爪先で立とうとするあまり、靴が脱げかけていた。ストッキングに包まれた、彼女の両足が見えていた。男は天井の滑車から床まで下がる鎖を持った。それは優子の体を吊り上げる際に引いた鎖だった。床に接地した鎖が、優子には紫のライトの中で白蛇に見えるほど不気味だった。それを男は優子の太ももから脛に螺旋状に巻きつけ、それでも余る鎖を再び階段のように両脚に巻き付け、先端に付いていたフックを優子のベルトに引っ掛けていた。
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