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特別捜査官・優子
第1章 遮断
佐々木一輝は防衛大学を首席で卒業している。その後、エリート中のエリートしか入隊が許されない、空挺師団に配属されていた。だが任官から僅か1年後、除隊つまり退職をしていた。自衛隊の生活が合わなかったのか、人間関係のもつれか、佐々木は半ば失踪に近い形で日本を出国した。海外で歪んだ思想に傾倒したという。だが、なぜという疑問が最後まで残る。

佐々木の名は海外諜報機関でも知られるようになり、『爆発物、サイバー、暗殺といった分野を得意とする』と明記されるほどのテロリストになっていた。

優子は佐々木一輝と、3大臣の経歴を調べていた。彼らの経歴が重なるのは自衛隊時代だった。彼女は経験、過去の例から鑑みて、この自衛隊在籍時の出来事が本件のトリガー(引き金)になっているだろうと推測していた。その点を大臣に尋ねても詳しく語ろうとはしなかった。佐々木一輝に恨まれる心当たりがあるにも関わらず…。

佐々木は公園を離れ、駅に向かい歩いていた。今は横断歩道の前で立ち止まっていた。
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