この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
特別捜査官・優子
第1章 遮断
優子は次第に視線を感じ始めていた。座席に座る正面の男性、隣に立つ男性からチラチラと見られている気がしていた。彼女の身体的特徴がそうさせていた。彼女自身も以前から尾行には向かないと感じていた。身長が173cmと高く、目鼻立ちがよく、色白の肌が男性の目を引いてしまう。ネイビーのパンツスーツも細身の体型を目立たせてしまう要因だった。どうしても目立ってしまうのだ。

彼女はスマホを持ち、ハヤブサにメールを書く。
『尾行を断念する。第2候補が潜伏地の可能性あり』

ハヤブサも佐々木の尾行中だと確信していた。

彼女は佐々木の尾行を断念した。情報収集を急ぐべきではないと冷静に判断し、1駅手前で降車することを決めた。

優子は次駅で電車を降り、発車の音楽が鳴る中、車掌用の安全確認モニターを見つめた。優子の背後に男が一人歩いていた。それは佐々木だった。後ろを振り返りたい衝動を抑え、歩くペースを変えず、ホーム後方の上りエスカレーターに乗る。ここは初めて降りる駅ではなかった。優子は改札が1つしかないことを思い出し、この駅を使い慣れた通勤者として行動することにした。
/102ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ