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特別捜査官・優子
第4章 裏の顔
優子はゆっくりと首を左右に回した。左右の壁に映る自身の姿を見て,「んぅ…」とお腹を丸めるような動きで吐息を漏らしていた。それは自身の体がフックで吊らされている姿だった。その場から全く動けない、体の至るところを縄で拘束された、囚われの身となった女の姿だった。

胸にできた◇から丸みを帯びた膨らみが、はみ出ていた。脇にも◇が2つ見えた。後ろに伸ばされた両腕が胴体と合わさり、包み込まれていた。その胴体をすっぽりと包み込む縄が、脇の◇の形を維持するように繋ぎ合わされていた。お尻をやや突き出すような姿勢にされ、縄のネットがお尻の形を包みきれず、胸と同様にネットからはみ出ているように見えていた。両手はお尻の丸みに沿い、行き場所を失ったように力なく置かれ、その手首にも縄が掛かり、指は太い縄を掴むように伸ばされていた。手首と足首を結ぶ太い縄が、お尻に突き刺さる棒のように見え、優子はその光景に耐えられず、体を揺らしてしまう。

+++

佐々木は優子の姿をモニターで見ていた。もう身をくねらせる女の動きは、悶えているようにしか見えなかった。縄という型に無理やりはめ込まれ、そこから逃げようとする女の動きだった。

正面のモニターを見つめる優子を見て、男は思う。

〔女という生き物は…つくづく自分の姿が気になるんだな…それは自分自身で見られる姿を眺めているだけに過ぎない…〕

佐々木は再び『SCREEN SETTING』を変更していく。ラップトップの時計は正確に時を刻み、それは優子に残された時間が10分しかないことを告げていた。
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