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特別捜査官・優子
第5章 誘導尋問
男はズボンのポケットから再びスマートフォンを取り出し、正面の壁モニターを入れた。優子の驚いた表情が暗闇からモニターの明るさで浮かび上がり、その表情は佐々木にも読み取れていた。

彼女の目の前に1枚の写真が映された。それは優子だった。自宅マンション前を歩いているところだった。10秒ごとに1枚、写真が次々と入れ替わっていく。通勤途中の電車内、友人と食事を楽しむオフの時、本屋で時間を潰す彼女、ジムで汗をかく姿、カフェで一人の時間を過ごす優子、すべて鮮明なカラー画像であり、近影写真だった。ここ2週間程度の出来事だったことは、優子自身が一番理解していた。

「ハァッ…ハァッ…」と息上がる、女の驚きで開いた口に男の指が伸びた。口の中を蹂躙(じゅうりん)され、「はっ…はっ…はっ…」と頭を男の肩に預け、熱い吐息を吐き出していく。舌を指で愛撫され、「ぁん…ぁん…」と甘い声が漏れてしまう。

「君は予測不可能な動きをするからな…決まったパターンがあまりないんだ…電車の時間も疎ら…帰宅時間も…オフの過ごし方も気分次第…だから君を捕まえるのは大変だったんだ…」

そして写真には路地の灯りの下でスマートフォンを操作する、パンツスーツを着た女性が写っていた。次に背後を振り返りながら、バーに入っていく写真が写った。それは今夜撮影されたものだと判り、優子は反射的に身を乗り出そうとする。
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