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特別捜査官・優子
第6章 瑞々しい果実
「ぁ…ふぐぅ…」

男のザラザラとした大きな舌が口内にゆっくりと入ってくる感じに、優子は吐息を我慢できなかった。

男の指により口内をかき回された時は、手足を縛られ、無抵抗な状態で舌や口内の壁を撫でられる無力感に、弱音の吐息を漏らしていた。口の中で苦みを伴う絶望を味わっていた。だが佐々木は優子の弱音から手薄なところを見つけ、そこに舌をそっと這わせていた。

「はぅんっ…」
優子の口から熱い大きな吐息が漏れていた。

男の唇に小さな入り口を塞がれ、中では舌が女を弄ぶように動き回り、背中が反り、一瞬体が浮いたような感覚に、体の力が抜け、互いの舌が中で絡まっていくと、女の腰が男の舌の動きに合わせ、動き始めていた。それは無力感に支配された女の動きではなく、肉体を熱くさせ、感情が高ぶっていく女の仕草のようであった。

唇を重ね合わせ、舌が絡まり合い、優子は「ぁ…ふんぅ…」と吐息を漏らし、首を左右に揺らしていた。それはキスを拒む素早い動きではなく、心地よく感じているサインのようだった。

優子の躰は男に背中を支えらながら、穏やかに白いマットの上に接地した。彼女の躰が数センチ、マットの中に沈みこんでいた。それは優子自身が自ら立ち上がれなくなる、最も警戒していた状態だった。

男は全身に縄が這わされ、抜けのない拘束を、非の打ち所がない女の肉体を見つめた。女の目に戸惑いや不安は消えているようだった。大きく上下する胸が、仰向けにされた女の視界に入ってくる。

「覚悟はできたのか…?」
男は女とのキスが許されたことに驚いていたが、女の目がしっかりと自分を見つめていることにも驚いていた。
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