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悪いオンナ…3
第1章 【癒しの彼女には両想いの彼氏が居て……】







「あの可愛かった彩花ちゃん!やっぱり彼氏居るんだって……」



おい、大事な話があるって言うから時間作って会いに来たのに何で連れからトドメ刺されるんだよ、僕は……



「ナギサから聞いたの?」



「うん、LINEきてた……社会人なんだって、今は俺ら勝ち目ないよな」



“俺ら”って一括りにするな
こっちも必死に探してんだよ
勝ち目ないとか、最初から匙を投げたくはない
僕の目の前に居る時の彼女を信じる
そう決めたんだ



「なぁ、俺、久々の失恋なんだけど!」



知らねぇよ、まだ傷浅いだろ
こっちはギリギリのところ皮一枚繋がってんだ
何とかしたいのにどうすれば良いかわかんない事ばかりだ
サヨナラされなかっただけマシだと思わなきゃ、
やってられねぇよ



「あぁ…でも、彩花ちゃんみたいな可愛い子とシたかったなぁ〜」



「おい、落ち込んでねぇなら帰るぞ」



「わぁ〜ウソウソ、一緒に居てくれよ〜!」



古い仲じゃなかったからとっくに帰ってるところだ
一人になるとどうしても考えてしまうから
僕だって連れと居れて助かってるところもある
バイトの日も、約束なんてしてないのにまた現れてくれるんじゃないかって期待する自分が居た
来るわけないか…とそれを何度か繰り返してる



結局、彼女からの誘いはなかった
もう二週間以上経っている
こんなに空くもんなの?
大学とバイトの往復だけ
何気ない忙しさはあったけど、やっぱり寂しいよ
あんなに熱く求め合ったのに、今はベッドが冷たい
ただ無機質に流れていく時間
ありふれた景色の中でも
一瞬……だったとしてもすぐに見つけられる
自分でもそんな技、いつ身につけたんだよって笑っちゃうくらい



大学からの帰り道、駅のホームで僕は彼女を見つけた






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