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蛇の檻
第13章 『支配する美』
第1話

――拘束が解かれた瞬間、空気が変わった。

玲奈の細い手首を締め付けていた鎖が、ゆっくりとほどかれる。
重苦しい金属音が響き、それが床に落ちる音が、不気味なほど大きく感じられた。

自由を得たはずの玲奈の体は、かすかに揺れた。

長時間の拘束から解放された足元は、まだ完全に安定しない。
しかし、彼女は倒れることなく、自然と重心を移動させる。

その なめらかな曲線の動き が、観客たちの目を惹きつけた。

玲奈の 丸みを帯びた腰 がわずかに揺れる。
その動作は無意識のもので、
彼女自身は何も意識していない。

だが、それが 美しかった。

まるで水の流れのように、玲奈の体は しなやかに波打つ。

白い肌、薔薇のくちびる

そして、肌。

観客の視線が、玲奈の 白く透き通るような肌 に吸い寄せられる。

なめらかで、きめ細かく、
まるで 上質な絹のように光を受けて柔らかく輝いていた。

細い首筋から鎖骨へ、そして肩へと続く しっとりとした陶器のような肌。

動くたびに、わずかに光を反射し、
柔らかな輝き をまとっていた。

そして、その唇。

玲奈の 薔薇のようにふっくらとしたくちびる が、わずかに開く。

その色は 淡い紅。
冷たい光の下でも、ひときわ鮮やかに映る 艶やかな紅色。

その 美しさに、誰もが息を飲んだ。

玲奈は 何もしていない。
ただ、自由を取り戻した 安堵の動作 をしただけ。

しかし、それだけで、
この場にいる者すべてが、静かに飲み込まれつつあった。

静寂。

誰もが息をひそめ、玲奈のわずかな動きを目で追っていた。

玲奈は、その視線に気づくことなく、無意識のまま、頭を軽く振った。

長い黒髪が ふわり と宙を舞う。

解き放たれた髪は、まるで生命を宿しているかのように、しなやかに広がる。
そして――

黒と白のコントラスト。

髪の黒が、玲奈の 白い肌の美しさ をさらに際立たせる。

髪が頬をかすめ、玲奈は自然と 指先でそれを払いのけた。

細くしなやかな指が、透き通るような額をかすめる。
ほんの一瞬、玲奈の 艶やかな額 が覗く。

その動きに合わせて、
玲奈の 耳たぶがちらりと覗いた。

白磁のように滑らかで、柔らかそうな美しい耳たぶ。

ほんの一瞬だった。
それだけだった。

それなのに、誰もが呼吸を止めていた。

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