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第1章 初夜から激しい愛

その優しい声に、思わずため息がでる。

「私、男性経験が少なくて。」

「別にいいじゃん。俺が教えるから。」

胸がキュンとなる。

私、この人に決めてよかった。

「でも、処女ではないでしょ。」

顔が赤くなる。

「えっ？真面目に？」

へなへなと床に座ってしまう。

「嫌ですよね。25になっても処女なんて。」

周りの人は、そんな女重いと言っていた。

「やっぱり、結婚は……」

立ち上がって、浴室を出ようとした時だ。

ふいに、雄大さんに唇を塞がれた。

今度は舌が中に入って来る。

「んんっ！」

唇を離したら、唾液が二人を繋いでいた。

「離さない。」

「雄大さん。」

「俺は、宝物を得た気分だよ。」