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夜に咲く名前のない恋人達
第2章 ホストクラブデビュー
ぷりんがそんな幼い日の出来事を思い返していると、ルカの声が聞こえてきた。

「俺、そろそろ戻らないと。もう大丈夫?」

「ご……ごめんなさい。大丈夫です……」

時間を使わせてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいのぷりんが、涙を拭いながら謝ると、ルカがニコッと微笑んだ。

「新人アイドルなんだろ?明日から頑張ろうな?約束できる?」

ルカが小指を差し出す。

「頑張れるなら……指切りしよ?」

「……はい……」

小さく頷くと、彼の指と私の指が絡んだ。

「指切りげんまん……嘘ついたら、針千本、飲〜ます……」

「よし、約束だからな?」

ルカはニコッと笑みを浮かべていた。

ただの偶然かも知れないが、こちらから何も言わなくても、髪型の事をバカにされたと気付いてくれた瑛斗。

今回のルカも、アイドルの事で悩んでると気付いてくれた。

見守ってくれているのでは?という安心感。

そして指切りをした男が、人生で二人目ということ。

そんなルカを見て、ぷりんが思わず口にしたのは、こんな言葉だった。

「あ、あの……本名ってなんて名前ですか?」

もしかしたら……このルカくんって……

幼馴染みの瑛人くんかも知れない……

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